neフィットネス整体院
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当院からのお知らせ
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昔の古傷
掲載日:2019年9月4日
昔の交通事故や手術、ケガなどの古傷が今も身体に悪い影響を及ぼしている事例を紹介します。
幼少時から学生時代にかけて運動やスポーツなどをしていて捻挫したり、ひどい場合は骨折や脱臼などしたが、現在違和感はあるもののあまり痛みもないし生活に支障があるほどではないので完治していると思っている方は多いと思います。
今回は、小学生のころ腕の骨折が現在慢性の首・肩のつらいコリにつながっていたという事例です。
先日、首・肩のコリ・頭痛がひどいと言う50歳代男性の方がお見えになりました。
今まで近くの整骨院に通われていましたが、翌日には症状が戻ってしまうとのことで当院に来院されたそうです。
お仕事はIT系の会社で一日中パソコンの前に座っており、時間経過とともに症状がひどくなり、夕方から仕事が終わるときが一番つらいとの事です。
全身の筋肉の検査から、関連する首・肩の関節フィクセーションを詳しく調べると全体的に頸椎は右側凸に湾曲しており、そのバランスを取るために頭が左側に倒れて固定化されています。さらに、問診票で小学生のころ右腕を骨折をしたことがあるとの事なので詳しくお尋ねしました。
さらに、肘関節の関節可動域や連結の状態などを調べてみると、右腕の尺骨骨折と肘の関節のサブラクセーション(微小な亜脱臼)が見つかりました。
筋肉は右の円回内筋が左に比べ筋力低下しており短縮しているため前腕が常時回内位を保持しています。
肘を曲げ伸ばしするときに抵抗感があるとの事でした。このようなことから、骨折時の治療が完全に終わらない状態で現在までに至っており、違和感に慣れてしまったため特別治療をする事を考えなかったようです。
そのため、慢性的に右腕全体に力が入っているため首が右側に引っ張られ、お仕事では座りっぱなしと言う長時間同一姿勢保持の影響が重なり、現在のコリの症状が取れ辛くなっているものと考えられます。
そこで、施術は首の関節のフィクセーションを解除する施術に加え、肘関節のフィクセーションにも施術を行いました。
施術後は、首・肩のコリの症状がほぼ消失し、頭が左に傾いたままになっていたのもほぼまっすぐに戻りました。
ご本人の感想は「何だか今までになかった良い感覚です。」ということでした。
更に、右肘が常に内側に捻られていたのが回外するのが楽になり、「肘の曲げ伸ばしも軽くなった。」と喜んでおられました。